STEMキャンプにおいては、普段のSTEM教室よりも「答えのない問題」に取り組みました。井川では「どうしたら自然と共存していけるのか」というような、大きめの問題です。一方で、STEMの活動の中で取り組んできた工学的な活動というのは、比較的具体的な解決策がある程度決まっている「課題」を解くためのものでした。
STEMは、大きな問題を解いていくための解決策を導き出すことができるでしょうか?
今回のキャンプでは、問題意識を持ってもらうという点に、特に着目し、会場である井川少年自然の家にたどりつくまでに、いくつかの体験活動を設けました。
水生生物調査・ダム見学・砂金採り・アマゴの解剖などを行う中で、問題意識を感じてもらう事。
そして、残り二日間の活動の中で、その解決策を考えていってもらう事。答えが出ることよりもその過程で考えることを大切にしたいと考えていました。