本プロジェクトでは、大学の実験室で実際に実験をしたいという受講者を受け入れる活動も行ってきました。ここでは、実際にどんな活動をしたのか、一例を紹介しましょう。
1.大学で実験をしたいという旨をe-learningまたはメールで大学側に知らせる。
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2.大学側からどんな実験をするのか、目的と方法をはっきりさせるよう返信
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3.受講者は目的と方法をまとめて大学側に再連絡
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4.大学でやるべき実験なのか、家や学校でもやれる実験なのかを判断し、大学側から返信。大学でやる実験の場合、より細かい実験方法のカウンセリング。
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5.実験方法を再度よく考えて提出。
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6.OKとなったところで、予定のセッティング。
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7.大学側と受講者の予定が合うところで、実験。
このようなやり取りを繰り返して、大学の様子や、実際に実験をする時の段取りを段階的に学んでいきます。
また、実際の実験では危険な薬品等、小中学生では扱えない部分は、大学側の指導者が手助けしますが、実際はできる限り自分の手で実験を行います。
この点も、未来の科学者育成には大事なポイントと考えています。お膳立てされた実験ではなく、自分の力で考え、実行できる人材に期待しています。